加宮門下
毎年、この時期になると、加宮門下生として発表会に出演しています。
私が加宮先生の発表会に初めて出演したのは、芸大に入る前の年でした。
葵先生には、ソルフェージュを教えていただきました。
毎週日曜日に、たしか7人ぐらいで受けていたと思います。
その当時の発表会では、葵先生は、声楽家ですから、歌の人、ご主人の令一郎先生はビオラ奏者ですからヴァイオリンやビオラの人、
そして葵先生の教えているソルフェージュの生徒さんですから、トロンボーン、トランペット、チューバ、フルート、パーカッション、、、
いろいろな楽器の人が、演奏して、それはそれは、たくさんの出演者がいて、銀座のヤマハのホールでやってました。
私の初めての発表会は、フルートでベニスの謝肉祭を演奏しました。
そして、芸大に入学してからも何回かフルートで出ました。
その後、
葵先生から、歌を教えてもらってからは、フルートと歌でしばらく出ていました。
今年の発表会
しばらく、歌から離れていた時もありましたが、ここ4年ぐらいは毎年出ています。
昔とは、いろいろと状況が変わりましたが、現在は、ほとんどは、歌の人です。
葵先生の歌のお弟子さんは、今年はずいぶん増えまして、その中に私の古くからの友人2人が今年から葵先生に弟子入りして、今回初めての舞台に立ちました。
二人とも、今年からはじめたとは思えないほど上手に歌っていました。
そんなわけで、私は今年はなんだかこの発表会をとても楽しみにしていました。
歌の世界は華やかです。
発表会といっても、初心者だろうが、ドレスを着ます。
フルートの発表会では、特に決まりもありませんが、ドレスを着る方は、後半の最後の方の方がちらほらです。
これは、私のところでやる発表会が特別ではなく多分どこも似たり寄ったりだと思いますが。
そもそも、歌の方は、本番前2.3時間前から、カーラーで髪を巻いたりお化粧したり、早々にドレスを着てスタンバイですが、
私の知る管楽器奏者は、お化粧もそこそこで、本番前30分前にドレスに着替えるなんてこともしばしばです。
フルートの場合、どんな衣装で舞台に上がってもとやかく言われたことはありません。せいぜい共演者とのバランスぐらいなものですが、
歌の場合は、違います。どんな歌を歌うのか?どんな心情を歌うのか、それに合うドレスを選ぶという基本があるようです。
ねむの花 中田喜直作曲
さくら横ちょう 別宮貞夫曲
悲しくなった時は 中田喜直作曲
来年は、9月13日(日)文化シヤッターBXホールで行います。
牧ちゃん、久美ちゃん、次もがんばりましょう。
私が、加宮葵先生にお世話になったのは、芸大受験のためにソルフェージュを教えてもらったことがご縁でした。
その頃、葵先生は、毎年上野の文化会館などでリサイタルをされていて、すばらしい歌を聞かせていただきました。
ムゼッタのワルツの、あの高音への盛り上がり、本当に素敵で今でも忘れられません。
私は、先生の歌を聞いて、将来、私も先生に歌を習いたいと思っていました。
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