湯本フルート教室

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フルートの購入を考えていらっしゃる方へ

フルートを購入する時に知っておいて欲しいこと

  フルートの値段は、比較的入手しやすい物から驚くほど高額なものまで様々ですが、その違いは一言で言えばその材質に因ります。
洋銀・銀・金・プラチナなどの金属製、または本来の木製(グラナディラなど)、そして最近は合成樹脂製のもあるようです。
初めてフルートを手にする方には、これらの中では先ずは銀製の楽器をお勧めしますが、楽器にどの程度銀が使われているかによって、また値段も違ってきます。具体的には頭部管だけか、管全体のみか、そしてキイも含めて全部(総銀)かによって順に高額になっていきます。ご予算に合わせて購入されるとよいでしょう。
大切なのはしっかりと調整された状態の良い楽器を選ぶことです。最近はネットで安く購入することも可能のようですが、中には「安物買いの銭失い」だったという例もあるので、できれば専門家や楽器店のアドヴァイザーに助けてもらって、直接店舗にて購入されることを強くお勧めします。

仕様について

フルートの仕様には3つのオプショナル・ポイントがあります。
カバードキィ or リングキィ
フルートのキィのうち5箇所に穴が空いているのがリングキィ、空いていないのがカバードキィです。
リングキィはその穴を自分の指で塞がなければいけないので、手が小さい方やシニアの方などはカバードキィが無難でしょう。ある程度の経験者の方なら、いよいよリングキィを選んでも良いかも知れません。
Eメカ有り or 無し
高音の「ミ」(E)の音が出し易くする為の「Eメカニズム」という複雑なメカニズムです。これは残念ながら標準装備ではなく、付いていないとこの音だけ発音がほんの少しだけ難しく、結局付いている方を選ぶ傾向が多いようです。
C足部管 or H足部管
フルートの最低音は「ド」(C)ですが、もう1音低い「シ」(H)まで出せる楽器があります。初心者の方はまず短い方のC足部管で充分でしょう。

おすすめのフルート

初心者

初心者の方にお勧めしたいのはヤマハです。Eメカニズムも付いてこのお値段です。

ヤマハYFL-21290,200(税込)
YFL-312(頭部管銀)148,500(税込)
                  

日本のトップメーカーで、お値段も高いのですが、しっかりした作りで持った感じも比べると高級感を感じます。

ムラマツEX(頭部管銀)264,000(税込)

U字菅フルート〜小さい子

頭部菅がU字型になっていて、普通のフルートと比べると短くなっていますので、未就学児〜小学校低学年でも使用できます。

  U字菅フルート

ヤマハからU字菅の楽器が発売されています。

ヤマハYFL-212 U字/ストレート頭部管2本付き¥112,200(税込)

この楽器は、U字型とストレートの二つの頭部菅がついていますので、始めはU字型の頭部菅で始めて、小学4年生(身長など考慮して)ぐらいになりましたらストレートの頭部菅で演奏できます。

フルートの普段のお手入れ

フルートは、精密機械です。丁寧に使用していても、タンポに微妙が狂いが生じることはよくあることです。
普段から「落とさない、ぶつけない」はあたりまえですが、楽器を組み立てる時に、キーの部分を持ったり、クロスで、キーをごしごしこすったりしないようにしましょう。
また、新しく楽器を購入した場合は、普通、一定期間の保証がありますので、その期限内に一回はメンテナンスに出した方がいいでしょう。
基本的には、調子が悪くなったら、メンテナンスに出せばよいのですが、なかなか、自分ではわからないという方は、定期的に調整に出すことをおすすめします