子供はすごい

夏合宿

毎年、7月の下旬になると、岐阜jr吹奏楽団の合宿があります。
今年は、私が講師として行ってきました。
岐阜県の揖斐川町、ふじはし星の家。

近くの藤橋城

近くの藤橋城

初めて岐阜jrに教えに行ったのは、まだ芸大の学生の頃で先生の代理として行きました。
岐阜jrが創立して間もないころで 、講師の先生方は、都響のメンバーの方々が中心で、私は先生の代理として行きましたが、若輩者でしたので、緊張しまくりでした。
当時は合宿が年に4回ぐらいありました。
その頃から、断片的ではありますが岐阜jrにずっとかかわってきているので、その他の楽器の先生方とも気心も知れていて楽しい仕事でもあります。
岐阜jrは、小学生から中学生がメンバーで、定期的に先生に教えてもらっているので、まず、サウンドがいい。各々の楽器の音色がすばらしいのです。
各々のパートでは大きい子は小さい子の面倒を見て、小さい子は大きいお姉さんお兄さんを手本にして、皆で和気あいあいと、まるで家族のようです。
今、フルートパートは、中2生が3人、中1、小6の5人いて、全体の中ではフルートは人材に恵まれているパートです。
一人ひとり、歴史があると思うのですが、
昔、小学2年で入った子がいました。
初心者ですから、全然吹けないのは当たり前。そしてまるで宇宙人、私が話していることが通じているのかいないのか?
お姉さん達も、定期演奏会に向けてレッスンしなければなりませんが、初心者の子も遊ばせておくわけにはいきません。講師としては、大変でした。
とは言うものの、子供の成長は目覚しいものがあり、みな卒団する頃にはとても上手になり立派なフルーティストです。
今年のメンバーは、とてもまじめで、素直で練習熱心です。
まあ吹けるということで、吹かせているだけでは進歩はありません。
一人ひとりの技術を上げるために、音、アーティキュレーション、タンギング、歌い方、音程等々、耳についたものからどんどん直していきます。
生徒達は、ひたすら一生懸命、黙々と演奏していくのです。
立派でした。

2015・7・26岐阜 082

いつも、ミニコンサートがあり、講師が一人ずつ演奏するのですが、
私は今回、ヴェルディ歌劇「椿姫」による幻想曲を演奏し、
その後、フルートパート5人で 「君をのせて」のカルテットを演奏しました。
2ndのソロから始まり、旋律が1stに移り、3rd、4thと受け継がれていきます。
お世辞ではなく、本当にいい演奏で、感動しました。
ありがとう。
今年は、8月22日(土)定期演奏会ですね。がんばってください。

 

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